痛みに対する破局的思考と恐怖が痛みの重篤さと生活障害に及ぼす影響

松岡紘史、板野雄二 痛みに対する破局的思考と恐怖が痛みの重篤さと生活障害に及ぼす影響 慢性疼痛 2006;25(1):109-114

  • 痛みが生じた場合に、その痛みを破局的(pain catastrophizing)にとらえると、痛みに関する恐怖(pain-related fear)が生じ、痛みが生じる可能性のある行動や活動を回避し、痛みに対して過剰に注意を向けるようになる。そして、いたみを破局的にとらえ痛みに関する恐怖が生じ続けることによって、痛みの重篤さが増し、さまざまな機能障害が生じることが明らかにされている