2012年の読書のなかから10冊 2

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

MAKERS 21世紀の産業革命が始まる

  • オートメーションの割合が増えて労働力に依存する部分が減れば、人件費の低い国で生産する意味はあまりなくなる
  • ロボット工場の台頭によって、これまで数世紀の間つづいてきた、安い労働力へと向かうグローバルな貿易の流れは、終わりを迎える可能性がある。
  • 数世代に一度、製造の基本的な手段が根本的に変わる。蒸気、電気、標準化、組立ライン、リーン生産方式、そしていま、それがロボティックスになった
  • 人材のロングテール ウェブのおかげで、人は教育や経歴にかかわらず、能力を証明することができる。またグループを作り、本業かどうかにかかわらず、企業の外で協力することが可能になる。そしてこうした非公式な組織には地理的な制約がほとんどない。才能ある人材はどこにいてもいいし、組織のために引っ越す必要もない
  • トーマス・フリードマン かつては海外の工場労働力だけが安く手に入った。いまでは海外の天才が安く手に入る
  • 僕らはいま世界を再びフラット化しつつある。だが、その次元は以前とは違う。オートメーションのおかげで、製造業に占める人件費の割合はほんの小さなものになっている。電子機器の場合は、ほんの数パーセントといったところだ。そうなると、輸送費や時間といったほかの要素がより重要になっていくる

2050 老人大国の現実―超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

2050 老人大国の現実―超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える

  • 長期的に見て、国内の労働者は、付加価値を生み出せる一握りの労働者と超単純作業を行う労働者に二分される可能性がある
  • 我が国のGDPの長期的な縮小傾向は避けられない
  • 2050年に4割減小し、一人あたり実質GDPは2割減少
  • 為政者のみならず、我々国民が「最善を期待するのではなく、最悪を想定する」姿勢を持つ
  • ハイパーインフレ(45−49年で物価が98倍)
  • 2050年 団塊ジュニアの4−7割が基礎的支出を賄えないレベルの貧困状態
  • 積立金の枯渇 厚生年金2020年代後半 国民年金で2030年
  • このままでは社会保障のみならず、日本社会の機能不全が近い
  • 今我々国民に求められるのは、現実可能のほとんどない「持続的経済成長軌道への回帰」頼りの議論に終始し、ごく普通に予想できる好ましくない将来から目をそむけることでなく、まず、起こりそうな現実を具体的に想定し、そこから、今、行うべきことは何か考えることなのです
  • 2018年年50万、2030年代なかば年90万人、2040年代100万人単位で人口減少
  • 経済が成長せず、国家の所得再分配機能が十分に機能しなくなるという前提で、現実的な社会保障システムをいかにデザイするか
  • 我々国民は、日本の国家財政の状況と社会保障制度の構造的脆弱性を知れば、今の日本に最善を期待する余裕などはないと理解するはずです。今の日本に求められるのは、残念ながら最悪を想定することなのです。
  • ジャック・アタリ 最も重要で影響力のある国の一つとしての日本は、没落し、舞台から姿をこすことになる
  • 今直面している事態は、良し悪しの問題なのではなく、環境適応による生き残りの問題である
  • 現在のGDP規模の維持を取り上げることは現実的ではなく、一人あたりの実質GDPの維持とすることが妥当ではないか
  • 持続的な経済成長に頼ることなく、現行の経済的豊かさをいかに維持するか
  • 二宮尊徳 遠くをはかるものは富み、近くをはかるものは貧す」

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

  • アメリカとの関係はその時の状況によって変化する
  • キッシンジャー 核兵器外交政策
  • 日本の戦後外交は米国に対する追随と自主路線の戦い
  • 1945/9/2にミズーリ号で降伏文書に署名
  • 重光葵(まもる) 対米自主路線 朝日新聞をはじめ各新聞のこびへつらいぶりは、本当になげかわしいことだ。
  • 内務省警備局は特殊慰安所までつくった
  • 対米追随路線のシンボルが吉田茂
  • ドイツ 直接統治 日本 間接統治
  • 占領時代 日本は米軍駐留費の減額をもとめて追放されたのが石橋湛山、いうとおりにしたのが吉田茂
  • カナダのピアソン首相 北ベトナムへの空爆反対を間接的に表明 ジョンソン大統領に吊るしあげられた。たとえ弾圧をうけようとも米国に物をいうときはいう カナダ外務省の建物はピアソンビル
  • マッカーサー時代GHQの内部には民主化を進めるGS(民生部門)と共産主義との対決を重視するG2(情報部門)との対立があった
  • 特捜部はGHQの管理下でスタートした、隠匿退蔵物資事件捜査部を前身とする
  • EHカー 歴史とは、現在と過去との対話である--歴史は過去を知るために学ぶのではなく、現在怒っている問題を理解するために学ぶのだ
  • 講和条約はサンフランシスコのオペラハウス、日米安保条約は陸軍第六軍の基地の中の下士官クラブで調印された
  • 日本人にとっての占領時代 外務省与謝野局長は、格子無き監獄だと表現している
  • 占領時代 公職追放と占領軍による検閲があった
  • 占領軍の検閲 高度の教育のある日本人5000人を雇用 900-1200円の高給がしはらわれた(預金封鎖でつき500円しか引き出せなかった時)日本人が日本人を検閲し言論統制していた
  • 経済同友会 米国に協力することにまったく抵抗のない人を日本の経済界の中心においた
  • われわれが望むだけの軍隊を、望む場所に、望む期間だけ駐留させる権利を確保する。それが米国の目標である
  • 鳩山一郎 重光葵外相 対米自主路線
  • 田中前首相を有罪にするために、三木首相は、過去に採用されたことのない異常な訴追方法を採用
  • 日中国交回復が米国を怒らせた
  • 福田首相 米国からの圧力ない時代 全方位外交

工学部ヒラノ教授の事件ファイル

工学部ヒラノ教授の事件ファイル

  • choose between a lesser of two evils
  • 石油石炭などの化石燃料原子力もさまざまな問題点を抱えている。しかし太陽光や地熱などの自然エネルギーは、当分の間産業文明を支えるものになりえない。したがって当面は悪いもののなかからより悪くないものを選択せざろうえない
  • 食べるものが乏しく、電気が来ない夜をすごしたS15年生まれのヒラノ老人は、日本が現在よりずっと貧しくなったとしても、元にもどっただけだと思えば済むが、豊かな時代に育ったひとたちが、そのような貧しさに絶えられるとは思えないのである
  • 原発がない日本は、”清く貧しい”国になる可能性が高い。”清く貧しい日本”と”清くはないが豊かな日本”のどちらがlesse evilなのだろうか
  • 心理学者の多湖輝先生は、定年後に楽老生活を送るには、”きょうようときょういく”が大事だと仰る。”今日行く用事があって、今日行くところがある”

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

ローマ法王に米を食べさせた男 過疎の村を救ったスーパー公務員は何をしたか?

  • 池田弘課長 俺は定年まであと3年ある。その間、何もやってもいいぞ。犯罪以外なら。俺が全部責任を取る
  • ロバートソン査問会のレポート CIA 人はどうしたらなびいてくれるのか。一つの方向に大衆を動かすには、どういう戦略をとればいいかびっちり書かれている
  • 農民の自立自活 役所とJAの補助輪をとれ
-可能性の無視は、最大の悪策
    • 1%でも可能性があれば徹底的にやってみようよ
やってみせて、やってもらって、納得させないと人は動かない
-この家にいたらいけない人 評論家
  • 人間は 知、情、意の順に動く 知恵(情報)が目や耳から入って、情(心が動く)、そして意思(行動)になる