- 破局化 Ellis 1962
- 破局化の評価
- 疼痛破局的思考尺度 pain catastrophizing scale;PCS 1995 Sulliva 2007 松岡
- 13項目からなる自己記入式の質問紙 3つの下位尺度(反芻、無力感、拡大視)
- 破局化への対処
- 反芻の強い患者には痛みについて考えないように、無力感の強い患者には自信を持つように、拡大視の強い患者にはそんなに怖がらないように
- 痛みを気にしないでおこうと努力することは、痛みについて積極的に考えることとほぼ同義である
- 人の脳は何かに注意を向けることは得意でも、何かから注意を逸らすことは苦手だ。したがって実際には痛みから注意を逸らすのではなく、痛みがあってものそのままにしておいてそれ以外の刺激に注目することの方が有用なのである
- 無力感や拡大視の強い患者にはそれらに挑戦するような内容の取り組みを指示して、実際には自分が完全に無力でもなく痛みが予想していたほどの脅威でもなかったという体験を繰り返し積み重ねていくことが役に立つ
- マイドフルネスとは、刻々と体験されるひとつひとつに、意図的にいまここで無批判に注意をむけることで浮かび上がってくる気づきのことである
- Schutzeらはマインドフルネスが乏しい患者では破局化傾向が強いことを示し、マイドフルネスが痛みの強さと破局化との相関を減じることを示唆している