痛みの臨床 17,18

村木健郎 痛みの臨床17 痛みとECT療法 日医雑誌 2009;138(9):1806-1807

  • ECT;electroconvulsive therapy 電気痙攣療法
  • 侵害受容性疼痛には無効。求心路遮断性疼痛(中枢性疼痛、帯状疱疹後神経痛幻肢痛)に有効な例が多い
  • 作用機序としては、求心路遮断性疼痛では疼痛と反対側の視床の血流量が低下していることが知られているが、ECTにより疼痛の緩和と同時に同部位の血流増加がみられることから、作用部位は視床と考えられている。