乾幸二 ヒト侵害受容系の電機生理的検索 ペインクリニック 2006;27(12):1505-1517
- 脳波や脳磁図は脳深部の活動に記録には不向き
- 痛みは特有の体験であり、視覚や聴覚などの他の感覚系、あるいは体性感覚の中でも、触覚や圧覚にはない特殊な脳活動が生じていると考えられる。が実際には侵害受容系特異的な活動は脳波や脳磁図ではほとんどなにも検出されていない
- 痛みの弁別
- 部位弁別にはS1が関与、強度判別もS1
- より強い侵害刺激はよりつよい全部帯状回の活動を生じるー強い刺激ほど認知あるいは情動に関わる神経活動が増したことを意味するだけかもしれない
- 侵害刺激の質の判別部位はわかっていない
- 注意ー認知側面
- 情動ー動機づけ側面