- 脳波
- 脳磁図を用いた研究
- Aδ線維を上行するfirst pain
- C線維を上行するsecond painに関連する脳活動
- fMRIを用いた研究
- C線維刺激により両側半球の視床、SII,前部、中部の島、前部帯状回の前部背側aACC、それに補足運動野の前方pre-SMAに有意な活動がみられた
- Aδ刺激により両側半球の視床、SII,前部、pACC,右側中部の島に有意な活動がみられた
- 2種類の刺激に共通して活動する部位は両側半球の視床、SII,右側の中部島、両側のBrodmannの24/32野(pACCが主)
- C線維刺激の場合に有意に活動が大きい aACCの背側とpreSMAと両側の島前部
- Aδ線維刺激の場合に有意に活動が大きい部位はなかった
- pACCの活動は痛覚強度と相関し、pACCの背側の活動は認知や情動に関連が深いと報告されている
- second pain認知がfirst pain認知よりも情動に関係が強いことを示している
- 痛そうな画像をみたたけでもpACCと島が活動することを明らかにした
- 瞑想中に痛みを感じないヨガの達人では、瞑想中に痛み刺激を与えても視床、SII、島、帯状回の活動はみられず、前頭葉、中頭葉、中脳に活動がみられた
- 中脳は下行性痛覚抑制系に重要な部位 ヨガの達人では瞑想中は何らかの機序により下行性痛覚抑制系が最大限に活性化されるために痛みを感じないのであろう