- 坐骨神経切断が脊髄後角部に起こす形態学的変化 切断後Aα/β線維の終末がII層までにのびている
- 猿の腰神経を2週間にわたって絞扼すると、脊髄視床路ニューロンのうち侵害刺激にも非侵害刺激にも反応する広域作動性ニューロンが増加 逆に侵害刺激に特異的に反応する広域値細胞が減少
- 坐骨神経を30分圧迫し解除 経過中の脊髄後角細胞の自発放電および機械的皮膚刺激に対する発射頻度について調査
- 圧迫解除後injury dischargeとよばれる連続高頻度発火を起こしたが2-5分でもとのレベルにもどる
- アロデニアや痛覚過敏を示唆すると考えられる非侵害刺激、侵害刺激に対する過剰な後角細胞の応答ななかった
- 単純な機械的圧迫のみでは急性期には神経の感作は発生しがたい
- 圧迫に加えて炎症性ケミカルメディエーターが神経の可塑性変化に関与か