熊沢孝朗 慢性痛の神経生理学的メカニズム 関節外科2001;20(4):7-14

  • 痛み 不快な感覚性情動性の体験であり、それには組織損傷をともなうものと、そのような損傷があるように表現されるものがある
  • 痛覚受容器 おおきく2つ 
    • ポリモーダル受容器
      • 時間的空間的に識別性のはっきりしない、ズーンとした痛み
      • 機械的、化学的、および熱刺激いづれにも反応する極めて分化の程度が低い受容特性
      • 興奮にともなって末梢側末端から神経ペプチドを放出し、局所における効果器として働き、感覚器と効果器の機能を兼務する未分化な性質をもつ
  • 慢性痛は神経回路における一種の記憶である