雑誌 痛みと臨床

#1 灘岡壽英 精神科からみた疼痛性障害の診断 痛みと臨床 2001;1(2):231-233

  • 痛みは主観的なものでありそれを体験している人が周りの人に伝えることによってはじめてその存在がわかる
  • 慢性疼痛患者については主観的な体験としてのいたみよりも患者が示す疼痛行動を指標とした方が治療上有益
  • 疼痛行動が長期化するのはそれを維持する強化因子が存在

#2 佐伯茂 難治性疼痛と慢性疼痛の概念 痛みと臨床 2001;1(3):236-243

  • 慢性疼痛では急性疼痛のような自律神経症状は伴わずに食欲減退、便秘、運動減退、うつ状態などを伴う
  • 慢性疼痛は社会的因子、心理的因子、痛みの発生原因となった器質的因子などが複雑にからみあって生じる
  • 慢性疼痛の定義の一般的見解はない 1,3,6M?