2008-10-24から1日間の記事一覧

松原貴子 慢性痛について 慢性痛の病態とマネジメントの実際 理学療法探求 2007;10:1-6

実質的な組織損傷に基づいて起こる痛みは急性痛であり、正常な生体反応として必要不可欠な感覚である。一方、あきらかな損傷のない(または損傷が治癒している)場合の痛みは症状というよりむしろ新たに発生した病気、すなわち慢性痛症として捉えるべきもの…

松原貴子 痛みのリハビリテーション 痛み治療最前線 理学療法兵庫 2006;12:10-16

国際疼痛学会の痛みの定義 組織の実質的なあるいは潜在的障害に基づいて起こる不快な感覚性情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表現されるものがある この定義によりキズがないのに痛い、つまり警告信号としての…

松原貴子 新たな痛みの概念 痛み治療の転換点 理学療法兵庫 2005;11:14-17

痛み系は警告信号ー防御系として原器、生命を維持するために必要不可欠な機能と言える。したがって痛み機能が正常に機能している時の痛みは、必要善であるといえる。逆に、痛み系に異常を呈した結果生じる痛みは、もはや警告信号としての役割を果たさないも…