2008-03-31から1日間の記事一覧

熊澤孝朗、山口佳子 慢性痛症の取り扱い ストレスと臨床 2005;24:34-37

長期期間持続的に痛覚系が働いた場合などに、原因病巣が治癒しているにもかかわらず痛みを発し続けることがある。これは、神経系に出来上がってしまった可塑的な歪みによって引き起こされる痛みであり、痛覚受容器の興奮とは関係なくおこる。 神経系の可塑的…

谷川浩隆 腰痛症にみる筋骨格系の慢性疼痛 ストレスと臨床 2005;24:12-15

機能性身体化症候群 functional somatic syndrome 線維筋痛症や過敏性腸症候群など明らかな器質的異常がないにもかかわらず日常生活に著しい機能障害をきたす症候群 腰痛症もこれに含めている教科書もある painful depression 痛むうつ うつや焦燥感などの気…

ストレスと臨床 1

村上正人、松野俊夫 慢性疼痛 ストレスと臨床 2002;12:25-29 国際疼痛学会の痛みの定義 組織の実質的あるいは潜在的な障害に結びつくか、このような障害を表す言葉を使って述べられる不快な感覚や情動体験 痛みには感覚としての痛みと感情としての痛みという…