2008-02-25から1日間の記事一覧

p55 熊澤孝朗、山口佳子 痛みの学際的アプローチへの提言

長期間持続的に痛覚系が働いた場合に痛覚系が変容を来たし、痛みの原因であった病巣が治癒した後にも痛みを発し続けることがある 国際疼痛学会の痛みの定義 不快な感覚性、情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、そのような損傷があるように表…

p43 細井昌子 複雑系の病 慢性痛を治療する

近代医療の大前提である「痛みの原因を除去すれば痛みがなくなる」という発想で、医学的に、しかも良心的に対処されても痛みが改善しない症例がかなりの数世の中に存在する。 疼痛の定義 痛みとは組織の実質的あるいは潜在的な障害に結びつくか、このような…

慢性疼痛はどこまで解明されたか 2

菅原努監修 慢性疼痛はどこまで解明されたか 昭和堂 2005 ISBN:4812205085 p19 中井吉英 慢性痛と患者の心理 1982 に本慢性疼痛学会発足 慢性疼痛 単に生物学的な痛みだけでなく、心理的、社会的、行動的要因が加わる。癌だと霊的なものも加わる 事故当初は…